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Z80基板動作確認 [Z80]

さて、できあがった基板だが8085の基板は8251のフットプリントを32pin DIPにしてしまうという大ボケをやらかして使うことはできない(笑)。
6303の方もいくつかミスがあり、パターンカットしてジャンパ飛ばししてデバッグ中。

1発オッケーだったのがZ80基板。
部品実装したのがこれ。

SYC-Z80CPU_1.jpg

何しろ主要な部品はZ80CPU、Z80SIO、PICのみのシンプルな構成。
Z80SIOのアドレスデコードを手抜きしているのでTTLもなし。

同じく部品実装したメモリボード。

SYC-Mem_1.jpg

このメモリボードは使い回すことを考えすぎて、色々ジャンパが付いているがこの基板はワイヤを半田付けしてしまって80系のROM(0000H~)とRAM(8000H~)専用に。

この2枚の基板の接続はフラットケーブルでもいいけれど、今回はこれ。

Guppy-mother_1.jpg

実はこれらのボード、昔日本コムネットというところからでていた、GUPPYシリーズのマイコンボードに規格を合わせている。
GUPPYバスはZ80の信号がほぼそのままでていて、M1とかRFSHまででているが、Z80専用システムにするつもりはないし、そうだとしても実際使わないだろうから別の信号にわりあてた。
68系のボードもでていたのだが、どういった割り当てになっていたのかは不明。
GUPPYボードが使えるかどうかはまた別の機会にと思っているが、やるかどうかは…

上の写真のボードはGUPPYのボードを5枚入れられるラックのマザー部分を取り出した物。
今回のZ80ボードとメモリボードを搭載するとこんな感じになる。

SYC-Z80-MEM_1.jpg

動作確認だが、「古典電脳物語」という本で使われていたAKI-80版のTinyBASICを使わせてもらいました。
変更点はAKI-80版のものは、シリアルのボーレートをCTCで生成しているがこちらはPICで。
あとはZ80SIOのアドレスが違うぐらいだが、SIOはチップセレクトにA7を入れてるだけだし、CTCの設定も存在しないI/OにOUTするだけなので、これが16bit以上のCPUなら無効なアドレスをアクセスすると例外が発生したりするが、単純な昔の8bitCPUはそこまでしないのでたぶん無修正でも動作するはずだが、一応修正しておいた。
そしてすんなりと動作しました。

使用したCPUは東芝のTMPZ84C000AP-6。
CPUクロックはPICで生成しているが約6MHzなので、BバージョンのZ80でC-MOS版。
実際は6.3MHzほどでていてオーバークロック気味だが、特に問題なし。
実はこの回路、クロックを特に何も処理していなくてGUPPYマザーが全信号を10Kでプルアップしているのでクロックもそうなってしまっているが、N-MOS版のZ80はクロックに対する要求がシビアなのでたぶん動かないだろうなぁとザイログとSHARPのN-MOS6MHzのものを用意したが、案の定かなり不安定。
C-MOS版のZ80は確かTTLレベルでよかったはず。
したがってこのボード、C-MOSのZ80しか動かないことになる(笑)
試したCPUがこの3つ。

Z80-CPU_1.jpg

CPUを入れ替えて電源を入れた(USB接続)しただけの動作結果がこれ

tb_test01.jpg

最初の起動メッセージがC-MOS版のもの。次のやつがN-MOS版でまともに表示せず暴走気味に。
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