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8ビットマイコン基板 [8bitマイコン]

MC6801関係でぼちぼち遊んでる間も、別のものに浮気してたりしてその成果物を。

1.8085CPUボード

SYC8085-1.jpg

既に基板はできあがってきてます。
主要な石は8085とシリアル通信用の8251、USB変換のPIC1454。
あとはTTLが3個程度。
メモリを搭載すれば動かせますが、メモリは別ボードで。
このPICはMC6801の時に使った物と基本的に同じ。
CPUクロックとボーレート用クロックとリセット。

実はこの基板だけ電源用USBコネクタは搭載していない。
部品点数的にすかすかの基板だけど、
そのコネクタ一つ追加するだけで配線に苦労するようになったので。
縦横、ICの向きがかわっているのもその影響。
6801の時と同じで、基本的にKiCadの全自動配線を利用。
全部自動で配線させてみては、その結果をみて配置を変更を繰り返し
残未配線が数本で、手動で通せそうなら残りを手動でやり完成。

2.Z80CPUボード

SYCZ80-1.jpg

こちらはZ80版。Z80は同じZ80ファミリで作ると非常にシンプルになり
Z80CPU、Z80SIO、PICのみとなりTTLはなし。
そのおかげもあって、こちらはUSB電源コネクタを搭載。
Z80SIOは2チャンネルあるので片方も使えるようにだけはしておいた。

3.メモリボード

SYCROMRAM-1.jpg

64KBのメモリボード。
基本的に32KBのSRAMと32KBのROMを搭載するようになっている。
このメモリボードは使い回しできるように、色々よけいな回路を組み入れていて

(1)CPUボードと接続するためのメモリストローブ信号として80系ではMREQを想定しているが
68系ではEを割り当てストローブ代わりに。
MREQは負論理だけどEは正論理なのでジャンパで切り替えられるように。

(2)80系はリセットが0スタートなのに対して、68系は$FFFEがリセットベクタなので
ROM、RAMの配置をアドレス逆転できるように。こちらは6Pスイッチを想定。

(3)ROMをRAMに変更して全RAMにできるように。これは後々を考えて。
そのため28pinのメモリを3個搭載できるようになってるが同時使用は2個。
これもジャンパ設定での切替で昔のパソコンみたいにI/Oをたたいてきりかえる
なんてことはできません。

できあがってから思ったけど、貫通ビアを入れすぎかな?
なんか気持ち悪い(笑)

4.HD6303ボード

SYC6303-1.jpg

メモリボードを68系でも使えるようにしたのでその確認用に。
64pin SDIPタイプのHD6303X、HD6303Y。
最初は6802でやろうとしたけど、部品点数の少ない基板でも配線に苦労したので
部品点数を減らせる6303で。主要なものは6303とPICのみです。
ワンチップマイコンらしく、I/Oコネクタを搭載し、6303のポートをだしています。

実はこれのみ全部手動で配線しました。
KiCadの自動配線は結構おバカで、時々基板外形の外側に配線してしまうことがあって
特にバス出し用の2列ピンヘッダパターンを基板端に配置するとよくなり、
この基板の時のみどうやっても外に配線してしまって困り果てました。
で、部品点数も少ないすかすか基板なので自分でやる事に。
結果的にはこれが一番時間はかかってるかも?

ちなみに裏側がこれ。

SYC6303-2.jpg

自動配線ではアドレスバス、あるいはデータバスといったバス配線をきれいに並べてくれないけど
自分でやればこの通り。
それ以外も、スカスカ基板のおかげもあって無理なく。
自動配線だとこの程度のすかすか配置でも、
どこ飛ばしてるんだ!?といった感じにこねくり廻してくれます。

4枚とも2列ピンヘッダの横に1列ハーフピッチのピンヘッダを配置してるがこれも配線対策。
とにかくヘッダのまわりと回り込むように配線しようとするので、
いったん横にまっすぐださせてバスを横一列に並べるような感じに。
こうしておくと手動配線するときも楽です。
それだけのためのパターン。
ハードでバッグ用にテストピン立てたりするには便利かな?

さて、あとは組み立てて動作検証を。
修正することなく1発で動いてくれるかな?
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